腹腔鏡下手術をしてから1週間が経過しました。日本から駆けつけてくれた母も昨日無事帰国し今日から日中は一人です 寂・・・。Tardoが仕事の時は母と二人きりだったのですがこんなにゆっくり二人きりで過ごせたのは社会人になってから初めてでとっても貴重な時間を過ごせたと思います。母に香港まで来てもらうなんてと最初は遠慮してましたが母に来てもらって良かった。母がいなかったら一体どうやって過ごしていたんだろうと思います。
手術当日私の腹部には3カ所の小さな穴があけられました。その後お腹を膨らませてスペースをつくるためにガスが注入されました。そしてのう腫部分だけを穴から取り除くという作業が行われたそうです。手術が終わって1日が経つと尿管が抜かれ午後には点滴も抜かれトイレに行くように指示されたので立ち上がってみるがお腹の傷口よりも肩とみぞおちが痛くて痛くて一人では立ち上がれない状態でした。看護婦さんとTardoの手を借りてトイレに行くがだるい。肩とみぞおちの痛みはどうやらガスからきている痛さだという事を後になって知りました。体がガスを吸収するから痛むそうです。この日はTardoが花束を持ってお見舞いにきてくれました。仕事を休んで1日中ほとんど寝ている私の隣で過ごすのは辛かっただろうなーと思います。
仲良くしてもらっている同僚からも素敵なお花と果物をもらいました。
術後2日目からやっと人の手を借りずにトイレに行く事ができるようになるが食欲はまったくなし。同じ病室に入院していた患者さんが65歳ぐらいの女性のお年寄りでTVの音が大きく全然ゆっくりできない。でもお年寄りなので仕方ないと睡眠薬をもらって翌日までゆっくり休む。この日はみぞおちがあまりにも痛くて大人げないが涙を流す。私ってこんなに弱かったんだ・・・と思い知らされました。
2人部屋はこんな感じでした。1泊1万9800円もするのにせまい~~~!!!
どんだけすごい部屋に泊まれるのかと思っていただけに・・・。まぁ香港は土地が高いからわからないでもないが高すぎる!!!
後は壁に大きなテレビを2つつけるのはどうかと思った・・・。
隣の患者さんがテレビをつけるたびに音が気になって仕方なかった。
朝昼晩のご飯はメニューの中から自分で選んで電話で頼むという仕組みになっているのですが全てベジタリアンメニュー。ただでさえ食欲がないので私はお粥ばかり頼んでいたが付添の人達がかわいそうだよなーと思いました。
3日目早朝主治医の先生に「明日か明後日には退院できるわよっ」と言われるが病院での生活に嫌気がさしていたので(って、たったの3日で・・・w)今日退院したいと告げてみるとあなたが大丈夫ならいいわよっという返事をすんなりもらう。急にこれ以上痛くなったらどうしようかとも考えたが病院のベットで一日中過ごせそうになかったので退院する決断を下す。病院に来る途中だったTardoにその事を伝えると「本当に大丈夫なの?」と心配されるがなんとなく家に戻ったほうが良さそうだったのでTardoに退院の手続きを済ませてもらい家に戻る。家のベットで本を読んだり2人でDVDを見ながら過ごす。病院のベットは自動で体を簡単に起き上げる事ができたがそれができなくなったのでちょっと辛かったが精神的に家で過ごすほうが楽だった。両親や義母にはびっくりされ心配されるが今考えると自分の決断は正しかったんじゃないかなぁ~なんて思いますw
本来なら3泊から5泊入院するはずでしたが2泊3日ですみましたwって笑ってる場合じゃないですねー。退院してから4日間は1日中痛み止めの薬を飲まずにはいられないぐらいでしたが週末ぐらいから薬を飲まなくても我慢できるぐらいの痛みにまでおさまりました。(痛みといっても全部ガスからきている痛みです。)傷口は少しづつ痒くなってきたのでだいぶ良くなっているんだと思います。明後日病院に行くので初めて傷口を見る事になりますが今からちょっとだけドキドキしてます。
最後に「香港の医療費は本当に高かったです!!!」ここまで高いのか~と痛感しました。気になるお値段は2泊3日で手術費や部屋代等全て含めて計:香港$77,410- (今日のレートで962,297円です。) 高すぎます!今回は全額保険でカバーされたので良かったですが全額自己負担だったら苦しかっただろうなぁw
今回の手術では家族や友人に支えられ助けられました。ブログを通して知り合った方からも多くの励ましをいただき元気づけられました。本当にありがとうございました。後1週間自宅で休養してから仕事に復帰します。(嫌だけど・・・。)
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